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浅草 靴のコンシェルジュ

足の小指が靴に当たって痛い!

足の小指が靴に当たって痛い!

〜足の小指が靴に当たって痛い場合の原因と対処について〜

こんにちは!《靴の共履マルゼン浅草》靴のコンシェルジュで店長の根津です。

《靴の共履マルゼン浅草》の店舗は、浅草駅のすぐそばにあります。
そんな観光地やデートスポットの土地柄のせいか「小指に靴が当たって痛くて我慢できないのですが、なんとかなりませんか」とご相談いただくこともしばしばあります。
見てみると、小指の外側が赤くなっていたり、腫れていたりととてもお辛そうなご様子。
足の小指の痛みひとつで、楽しいデートや観光が台無しになってしまうことも……。
そう考えると、靴をおすすめする私たちも身の引き締まる思いです。
今回は「新しい靴を履いて歩きはじめたら、小指が靴に当たって痛く、歩けなくなってしまった」とならないためのお話です。

1.靴が当たって足の小指が痛い! その原因は?

「足の小指が痛い!」とお店に飛び込んで来られるお客様の靴を拝見すると、いくつかの要因があることが分かります。
実は、靴が足の小指に当たっていても「点」ではなく「面」で当たっていれば、痛みは起こりません。

1-1.《小指が痛い原因その1》つま先の形に合っていない靴

足の形は人さまざまです。つま先は3タイプにわかれており、エジプト型、ギリシャ型、スクエア型に大別されます。

エジプト型は、親指が一番長く小指までなだらかカーブするつま先のこと。
ギリシャ型は、親指より人差し指が長いつま先を言います。
そして、親指から小指までがほぼ同じ長さなのが、スクエア型のつま先です。

人差し指が長いギリシャ型は、靴先に余裕がないと、人差し指が押されて曲がってしまうため、小指が圧迫されてしまい痛みを感じることがあります。
またスクエア型は、爪先が狭い靴を履くことで指全体が圧迫され、小指や親指が痛くなります。

《小指が痛い原因その1》つま先の形

これは、かかとの高いパンプスなど、前に滑りやすい靴を履くことが多い女性に多く見受けられます。
男性の場合、足の小指が靴に当たって痛いという方は、歩くとき体重が外側にかかり、靴の外側が減りやすい人が多く見られます。

また、幅の狭い靴やつま先の長いモード系ビジネスのロングノーズの靴で、サイズがきつい小さめの靴を履くのが好きな方も要注意。小指や親指が、靴に当たって痛いという場合もあります。

1-2.《小指が痛い原因その2》足の小指の変形「内反小趾(ないはんしょうし)」の方も。

足裏アーチを作るインソール
足裏のアーチを作るインソール

上記のように、合わない靴を履き続けた結果、足の小指が変形して「内反小趾」になってしまい、足の小指が靴に当たって痛いと感じるようになっている方もお見受けします。内反小趾とは、足の小指(小趾)が外側に曲がってしまう状態のこと。
歩き方などに原因があることも多く、ひどくなると腫れが引かなかったり、変形がすすんでしまい、整形外科の治療が必要になる場合もあるそうです。

そんな方への靴選びのアドバイスは、まずは爪先に余裕のある靴を選ぶこと。そしてなるべく柔らかい靴を選び、変形や腫れがひどくならにようにすることです。
それでも足の小指に痛みがある場合は、靴にインソールを入れることも痛みを軽減するひとつの手です。足裏のアーチを作ることで、足をきちんと支えることができるようになるでしょう。

1-3.《小指が痛い原因その3》O脚による外側重心で足の小指が痛い。

O脚矯正インソール
O脚矯正インソール

足の小指が痛いとご相談に来店されるお客様を拝見すると、O脚気味で外側重心の方が多いようにお見受けします。ひどいO脚でなくても、長い間外側重心で歩いていると、どうしても靴に当たってしまい足の小指が痛くなってしまいます。
最近のO脚矯正には、O脚サポート用インソールもありますので、そちらをおすすめいたします。

2.靴が当たって足の小指が痛くならないために。

《靴の共履マルゼン浅草》の店舗では、足の小指が靴に当たって痛くなるというご相談をお受けしたときは、足や姿勢を拝見してインソールをおすすめする場合もあります。
それに加えて、靴の選び方をアドバイスしたり、靴の幅を広げたりするなど、お客様一人ひとりに合ったアドバイスをさせていただきます。

2-1.足の小指が痛くなるかも……と思ったら我慢せずにご相談ください。

足の小指が痛い

1でもお話ししたつま先の形ですが、まずはご自分のつま先の形をよく確認してください。靴が小指が当たって痛いと、お店でもよくご相談いただくのですが、ご自分のつま先の形について理解されている方は、とても少ないように感じています。

靴を購入されるときは、ちょっと小指が当たっていても、「そのうち慣れるだろう」「靴が足に合わせてのびていくだろう」と思われる方が多いようです。
たしかに靴は、履いているうちに足になじんでいく部分はありますが、時間もかかります。それまでの間の我慢が、内反小趾の原因になってしまうことが多いのです。

私どもは靴をおすすめする立場ですが、お客様の試し履きのときの感覚は、お客様にしか分かりません。試し履きのときに私の小指が当たって「もしかしたら痛くなるかもなぁ……」と少しでも思ったら、我慢せずにご相談ください。

2-2.靴に足の小指が当たって痛い部分をお直し。

シューズストレッチャー
靴を伸ばす「シューズストレッチャー」

《靴の共履マルゼン浅草》の店舗では、靴に指が当たって痛い部分のお直しを承っています。

足の小指が当たって痛い部分を広げるために、まずは靴を伸ばす「シューズストレッチャー」を使い、靴先全体の幅を広げます。そして、ピンポイントで当てる工具「ツボだし」をつけ、ピンポイントで小指が当たって痛い部分を伸ばしていきます。その際、特に革が硬い場合には、業務用の柔軟剤で革を柔らかくして伸ばしやすくすることもあります。

シューズストレッチャー
小指が当たって痛い部分を伸ばす「ツボだし」

お客様ご自身で、ご自宅でできる方法もあります。それは小指が当たって痛い部分の革を、手で揉みほぐすことです。靴の革を柔らかくし、徐々に形を変形させることで自身の足に合う形へと変えることができるでしょう。場合によっては、靴の内側に硬いものを入れてタオルをかぶせ、外側からトンカチ等で叩き形を変えるという方法もあります。

2-3.ヒールが7cm以上の靴は、足の小指が当たって痛いのは当たり前?

ヒールが7cm以上の靴は、足の小指が当たって痛いのは当たり前?
ヒールが7cm以上の靴は、足の小指が当たって痛い

7cm以上のヒールは、とてもスタイルが良く見えて女性の憧れですよね。ところが老舗のある靴メーカーでは「7cm以上の靴は作らない」と決めているところもあります。それほど、7cm以上のヒール長い時間履くことは、足の小指も含め足の指先が痛くなり、足に負担をかけてしまうといった考えがあるのです。
実際にデザインやインソールをいくらこだわっても、時間が経つと前に足が滑ってしまう現象は、防ぎようがありません。

足の小指が痛くなる靴は、かかとの高いおしゃれな靴もに多いのですが、楽しいデートやパーティーでも、足の小指が痛くなってしまっては楽しむことはできませんね。

そこで《靴の共履マルゼン浅草》の店舗では、小指が痛くなりやすいというお客様には、いくらおしゃれでも、ヒールの高さは7cmまで。つま先部分があまり尖っていない、やや幅広で柔らかい革の靴をおすすめししています。

ベーシックなパンプスながら「午後5時から履き心地の違いが分かる!」と評判のお声をいただいておりますこのような7cm以下のヒールの靴には際立ったセンスの靴は少ないですが、上品で素敵な靴はたくさんございます。お客様に合った靴をお選びさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

3.小指の痛みのご相談を、靴のコンシェルジュが承ります。

足の指には3タイプの形があり、それによって合う靴、合わない靴があり、そのことが小指の痛みにつながっていることが分かりました。
またO脚の方やヒールが高い靴を長い間履き続けていることも原因であると考えられるでしょう。このようにさまざまな要因が重なり合うことで、靴を履いたときの小指の痛みは発生しているのです。

《靴の共履マルゼン浅草》では、ご自身では解決できない小指の痛みの悩みを、靴のコンシェルジュがお伺いし、お客様一人ひとりに合った解決策のご提案をさせていただいております。靴は日々の生活に欠かせないアイテムです。あなたの足の形にピッタリ合った靴を選び、快適な毎日を手に入れてみませんか。

小指の痛みのご相談を、靴のコンシェルジュが承ります。
小指の痛みなど、靴のお悩みについてお気軽にご相談ください。